バルセロナは、ガウディが手がけたサグラダ・ファミリアやグエル公園などの建築、そして歴史あるゴシック地区の美しい街並みがとても魅力的な街です。また、地中海沿いに広がるビーチではのんびりした時間も、タパスをはじめとする豊かな食文化も存分に楽しめます。
そんなバルセロナでぜひ立ち寄っていただきたい観光スポットやグルメ情報をご紹介します!
エシャンプル地区(サグラダファミリア周辺)
サグラダ・ファミリアは、アントニ・ガウディが設計した未完成の大聖堂で、バルセロナを代表する観光スポットとして知られています。建築途中の建物が世界遺産に登録されているのは非常に珍しい例です。
サグラダ・ファミリア


1882年、”聖堂全体で聖書の内容を表現する”という構想で着工し、140年たった今も日々進化し続けているサグラダ・ファミリア(Sagrada Família)。
緻密な彫刻が施されたファザード、中に足を踏み入れるとまるで森の中にいるかのような柱の配置と天井の構造、そしてステンドグラスから差し込む光が幻想的な空間。ガウディは自然を建築に取り込むことを重視し、光の演出や構造美においてもその哲学が色濃く表れています。
世界遺産サグラダ・ファミリアの現在の完成予定は2026年です。これはガウディ没後100年にあたる年であり、長年にわたり「完成の節目」として目標とされてきました。しかしメイン構造(塔や外観)の完成が目標とされており、内装の細部などはその後も継続される可能性が高いです。その進化を見守るという体験も、魅力のひとつです。
お勧めの訪問時間帯
サクラダ・ファミリアは日中大変混み合いますので、午前(09:00~10:00頃)に訪れるのがおすすめです。
所要時間の目安
- 基本見学(大聖堂の内部+ファサード): 約1〜1.5時間
- 塔に登る(エレベーター+徒歩での下り):約30〜45分追加(混雑次第)
- オーディオガイド付きでじっくり見る場合: 約2時間〜3時間
オススメ見学ルート(約3時間)
生誕のファザードの外観(15分)⇒聖堂内部(30分)⇒鐘塔(30分)⇒受難のファザードの外観(15分)⇒付属学校:資料館(30分)⇒地下博物館(20分)⇒ミュージアムショップ(30分)

サグラダ・ファミリア単体の入場券に鐘塔(Tower)は含まれておらず、チケット購入時にセットで予約する必要がありますので、予約の際はご注意ください。
また、行きはエレベーターで登りますが、帰りは螺旋階段を徒歩で降りる必要があります。
サグラダ・ファミリア基本情報
料金 | ガイドなし:26ユーロ ガイド付き:30ユーロ ガイドなし+鐘塔:36ユーロ ガイド付き+鐘塔:40ユーロ ※当日券は売り切れの場合が多いので事前予約推奨 ※鐘塔では、生誕か受難のファザードどちらを選択必要があります。 |
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営業時間 | 11月~2月 月~土曜:09:00-18:00 日曜:10:30-18:00 3月・10月 月~金:09:00-18:00 土曜日:10:30-18:00 日曜日:10:30-19:00 4月~9月 月~金:09:00-20:00 土曜日:09:00-18:00 日曜日:10:30-20:00 特別開館時間 12月25・26日、01月01・06日:09:00-14:00 |
公式サイト | https://sagradafamilia.org/en |
サン・パウ病院


今は医療施設として利用されていませんが、正真正銘、本物の病院でした。
1902年に設計を手がけたのはガウディと並びカタルーニャを代表する建築家のリュイス・ドメネク・イ・ムンタネー。一時期ガウディを教えたこともある天才建築家です。モンタネールの最高傑作と称されるカタルーニャ音楽堂と、ライフワークともいえるサン・パウ病院は世界遺産に登録されています。
世界遺産サン・パウ病院(Hospital de Sant Pau)は、華やかなモザイクやステンドグラスに彩られた建物が立ち並び、まるで美術館のような空間が広がります。
もともとは市民のための病院として100年以上もの間、機能してきましたが、2009年にその役目を終えました。その後、美しい建築を守りながら整備が進み、2014年に観光スポットとして一般公開されることに。敷地内には、豪華な装飾が施された旧管理棟や、地下通路でつながる病棟群など、見どころがたっぷりです。
営業時間 | 4月~10月:09:30-18:30 11月~3月:09:30-17:00 定休日:12月25日 |
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料金 | 見学:18ユーロ ガイド付きツアー:21ユーロ ※土日祝のみ、時間指定あり |
所要時間 | 約1時間~1時間30分 |
公式サイト | https://santpaubarcelona.org/en/ |
アクセス | C. Sant Antoni Maria Claret, 167 08025 Barcelona ※地下鉄Dos de Maig / Sant Pau駅から徒歩約2分 |
エシャンプル地区(グラシア通り周辺)
ブランドショップが立ち並ぶ高級ブランド街。ここにもモデルニスモ建築が数多く残っており、上品かつ異国情緒あふれる雰囲気が漂っています。ウィンドウショッピングもおすすめです。
カサ・ミラ


バルセロナのエシャンプル地区を歩いていると、ふと目を奪われる不思議な建物が「カサ・ミラ(Casa Milà)」です。
波打つような独特の外観から、地元で「ラ・ペドレラ(石切場)」の愛称でも親しまれているこの建物は、アントニ・ガウディが1906年から1910年にかけて手がけた邸宅です。
直線をあえて排除し、うねる曲線で地中海の波やカタルーニャの山々を表現したファサードは、まるで石そのものが動き出しそうな迫力。ガウディらしい幻想的なデザインは、いつ見ても新鮮な驚きを与えてくれます。屋上に上がれば、個性あふれる彫刻群とともにバルセロナの街並みが一望でき、まさに絶景スポット。そして屋根裏では、ガウディ建築の魅力を深掘りできる展示が行われており、建築ファンならずとも楽しめる内容となっています。
ちなみにこの建物は当時の実業家ペレ・ミラ夫妻のために建てられましたが、そのあまりに斬新すぎるデザインゆえ、完成当初はバルセロナ市民の間でちょっとした議論の的に。時が経った今ではガウディの代表作として高く評価され、1984年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。
営業時間 | 夏季(2025年03月07日~11月09日) 09:00 – 20:30 ナイトツアー: 20:40-22:20 冬季(2025年11月10日~2026年01月04日) 09:00 – 18:30 ナイトツアー:19:00-23:00 クリスマス・元旦 2025年12月26日~2026年1月4日:09:00 – 20:30 (1月1日:11:00 – 20:30) ナイトツアー:21:00 – 23:00 ※年中無休 |
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料金 | 29ユーロ~ ※時間帯やプランによって変動します |
所要時間 | 約1時間15分 |
公式サイト | https://www.lapedrera.com/ja/ |
アクセス | Paseo de Gracia, 92 08008 Barcelona(地図はこちら) 地下鉄Diagonalから徒歩約2分 |
カサ・バトリョ




カサ・ミラ以外にも、思わず足を止めたくなる不思議な建物があります。それが世界遺産「カサ・バトリョ(Casa Batlló)」。
もともとは1877年に建てられた邸宅でしたが、1904年から1906年にかけて、天才建築家アントニ・ガウディの手によって大改装されました。
一見してわかるその独創性。丸みを帯びたラインや、カラフルなタイルの装飾、光と影を巧みに取り入れた室内の設計など、どこを切り取ってもガウディらしさがあふれています。まるで建物自体が息づいているような、有機的で生命感のある美しさが特徴です。中でも目を引くのが屋上にある煙突や通風塔。うねるようなフォルムは、まるでドラゴンの背中を思わせる大胆なデザインです。芸術作品のようでいて、どこか遊び心も感じられます。
グラシア通りには個性的な建築が並びますが、カサ・バトリョはその中でもひときわ異彩を放つ存在。ガウディの革新性と美的センスが見事に融合したこの建物は、訪れる人の記憶に深く刻まれることでしょう。
営業時間 | 09:00 – 22:00(年中無休) |
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料金 | 29ユーロ~ ※時間帯やプランによって変動します |
所要時間 | 約1時間15分 |
公式サイト | https://www.casabatllo.es/ja/ |
アクセス | Pg. de Gràcia, 43, L’Eixample, 08007 Barcelona(地図はこちら) 地下鉄Passeig de Gràcia駅から徒歩約1分 |
グラシア地区
グラシア地区(Gràcia)は、地元感が残るおしゃれで落ち着いた雰囲気のエリアで、ガウディ建築をはじめとした魅力的な観光スポットが点在しています。
グエル公園


天才建築家アントニ・ガウディが手がけた名作の一つ「グエル公園(Park Güell)」。その独創的なデザインから、1984年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。
元は実業家エウセビ・グエルの依頼で、自然と芸術が融合した高級別荘地として開発される予定でしたが、計画は途中で頓挫。結果として、現在は一般に開かれた公園として多くの人に親しまれています。
公園の入り口でまず目を引くのが、まるでおとぎ話のような「お菓子の家」と呼ばれる2軒の建物。中を見学することもできます。


そして、公園の中心にある広場では、カラフルなモザイクタイルで装飾されたトカゲの噴水や、波打つようなデザインのベンチが訪れる人を魅了します。ガウディのユニークな感性がそこかしこに光っています。
さらに、高台からはバルセロナの街並みを一望できる絶景スポットも。公園内には、かつてガウディが暮らしていた住まいを改装した博物館もあり、彼の人生や作品について深く知ることができます。
営業時間 | 09:30-19:30 ※年中無休 |
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料金 | 18ユーロ ※要予約 |
公式サイト | https://parkguell.barcelona/en |
所要時間 | 約2時間 |
アクセス | Gracia, 08024 Barcelona 地下鉄Lesseps駅から徒歩約15分 |
カサ・ビセンス


「カサ・ビセンス(Casa Vicens)」も、世界遺産に登録された「アントニ・ガウディの作品群」のひとつ。実はこの建物、ガウディが初めて手がけた邸宅としても知られています。
まず目を引くのは、カラフルで大胆な外観。イスラム建築とキリスト教建築が融合した、ちょっと不思議で個性的なデザインが印象的です。幾何学模様のタイルや、マリゴールドの花があしらわれた塀など、細部にまでガウディのユーモアと美意識が詰め込まれていて、まさに“ガウディらしさ”がギュッと凝縮された一棟。
かつては内部の見学ができなかったものの、現在は一般にも公開されており、彼の建築美をじっくりと体感できる貴重なスポットとなっています。
営業時間 | 4月~10月:09:30-20:00 11月~3月:09:30-18:00 定休日:12月25日、1月07日~14日 |
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料金 | 見学:19ユーロ ガイド付きツアー:22ユーロ |
公式サイト | https://casavicens.org/ |
所要時間 | 約1時間15分 |
アクセス | C. de les Carolines 20-26(地図はこちら) 地下鉄FORTANA駅から徒歩約5分 |
ゴシック(旧市街)地区
ローマ時代から続く、バルセロナ最古のエリア。中世の雰囲気が残る石畳の細い路地が特徴で、再開発により更に人気のエリアとなっています。
カタルーニャ音楽堂


設計を手がけたのは、ガウディに並ぶもう一人の巨匠リュイス・ドメネク・イ・ムンタネー。100年以上の歴史を持つこの音楽堂は、地元のオルフェオ・カタラ合唱団の拠点としても知られています。
外観には色とりどりのモザイクタイルが散りばめられ、建物の至るところにカタルーニャの守護聖人・サン・ジョルディの彫刻が。アート好きならずとも、つい足を止めたくなる華やかさです。そして、2階の大ホールもまた圧巻。天井を飾るステンドグラスからやさしく自然光が差し込み、昼のコンサートではその幻想的な雰囲気にうっとりしてしまうはず。
その美しさと歴史的価値が認められ、1997年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。今やカタルーニャ音楽堂は、バルセロナの文化を象徴する存在のひとつとなっています。
カタルーニャ音楽堂 基本情報
営業時間 | 09:00-15:30 |
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料金 | 18ユーロ(ガイド付き22ユーロ) ※要予約です |
所要時間 | 約50分~ |
公式サイト | https://www.palaumusica.cat/en |
アクセス | CCCarrer del Palau de la Música, 4-608003 – Barcelona(地図はこちら) 地下鉄 Urquinaona駅から徒歩約5分 |
ボルン地区
地元ブランドや個性的な商品を探したい方は「ボルン地区」がおすすめ。バルセロナの南の海に近い旧市街のうちの東側一帯のエリアに小さなデザインショップや雑貨店が点在し、バルセロナならではのセンスの良いアイテムが見つかります。
ピカソ美術館
💡 La primavera del 1901, Picasso va dur a terme una exposició a la prestigiosa galeria d’Ambroise Vollard a París.
— Museu Picasso Barcelona (@museupicasso) January 23, 2025
🖼️ En cerca de nous temes per pintar, va tenir accés a la presó de dones de Saint-Lazare. Allà les recluses, prostitutes amb sífilis, duien una lligadura blanca… pic.twitter.com/NmyKhLaNt2
1963年にオープンしたこのピカソ美術館(Picasso Museum Barcelona)は、20世紀を代表する芸術家パブロ・ピカソの足跡をたどることができる場所です。
館内にはなんと5,000点以上のピカソ作品を所蔵。初期から晩年までの幅広い時代の作品が並び、特に「青の時代」や「バラ色の時代」の絵画は見逃せません。色彩やタッチの変化を感じながら、ピカソの作風がどのように進化していったのか体感できます。
また、ピカソが若き日を過ごしたバルセロナ時代の作品も多数展示されており、彼の創作の原点に触れることができるのも大きな魅力。家族や友人との手紙といったプライベートな資料からは、アーティストとしてだけでなく、一人の人間としてのピカソの姿も垣間見ることができます。



美術館のミュージアムショップでは、ピカソ作品をモチーフにしたオリジナルグッズが充実。アートなお土産を探している人にもおすすめです。
営業時間 | 10月14日~4月13日 火曜~日曜:10:00-19:00 4月15日~10月12日 火曜、水曜、日曜:09:00-20:00 木曜、金曜、土曜:09:00-21:00 |
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休館日 | 毎週月曜日 1月01日、5月01日、6月24日、12月25日 |
料金 | 12ユーロ |
所要時間 | 約1時間30分~2時間 |
公式サイト | https://museupicassobcn.cat/en |
地図 | C/ Montcada, 15-23 – 08003 Barcelona(地図はこちら) 地下鉄Banco De España駅から徒歩約10分 |
シウタデリャ公園




地元の人々や観光客にとって“癒しのスポット”として親しまれているシウタデリャ公園(Parc de la Ciutadella)。そのルーツは18世紀にまでさかのぼります。スペイン継承戦争が終結した1714年、当時の王フェリペ5世がこの地に建てた要塞が公園の始まりでした。
やがて1888年に開催されたバルセロナ万博をきっかけに、美しい公園として生まれ変わりました。園内には見どころがたくさん。建築家アントニ・ガウディが設計に関わったとされる豪華な噴水(当時、ガウディはまだ学生!)、カタルーニャ自治州の議会堂、そしてファミリーにも人気のバルセロナ動物園など、訪れるたびに新たな発見があるはず。
堂々たる凱旋門と、のんびりボートを楽しめる池。休日にはピクニックを楽しむ人やストリートパフォーマーの姿も見られ、街の喧騒を忘れさせてくれます。また9月のメルセ祭にはワイ ン祭りが開かれ、たくさんの人であふれかえります
歴史と自然が心地よく調和したこの公園は、バルセロナの“今”と“昔”を感じられる、ちょっと特別な場所です。
営業時間 | 終日 |
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アクセス | CRambla de Mar, s/n, 08039 Barcelona(地図はこちら) バス停Colom – La Ramblaから徒歩約4分 |
ランブラス通り周辺
いつも人でにぎわう観光エリアで、カタルーニャ広場からコロンブスの記念塔に向かって伸びる通りを指します。
レストランやお土産屋さんも多く、一日中観光客でにぎわっています。
グエル邸




実業家エウゼビ・グエルとガウディの長年の親交から生まれたのが、この「グエル邸(Palau Güell)」。もともとは本館の別館として建てられたものの、あまりに気に入ったグエルが、結局こちらを本館にしてしまったというエピソードが残っています。
重厚なファザード(正面の外観)にまず圧倒されますが、中に足を踏み入れると、ドーム型の吹き抜け天井から降り注ぐ自然光が印象的で、空間と光を巧みに取り入れた構成が実に革新的。ガウディの若き日の建築の中でも「最高傑作」と称されることもあるほどで、彼の豊かな想像力と独自の表現美が存分に味わえる名建築です。
営業時間 | 4月~10月:10:00-20:00 11月~3月:10:00-17:30 定休日:月曜日(祝日の場合は開館)、12月25・26日、01月01・06日、1月の最終週 |
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料金 | 見学:12ユーロ |
公式サイト | https://inici.palauguell.cat/en/ |
所要時間 | 約1時間~1時間30分 |
アクセス | CCarrer Nou de la Rambla, 3 – 5, Barcelona(地図はこちら) 地下鉄3号線「Liceu(リセウ)駅」から徒歩約5分 |
ボケリア市場




ボケリア市場(Mercat de la Boqueria)(正式名称:サン・ジュセップ市場)は、バルセロナの中心を通るランブラス通り沿いに位置する、活気あふれる歴史ある市場です。1840年創業の歴史ある市場で、バルセロナで最も有名な市場です。
入口から一歩足を踏み入れると、色鮮やかなフルーツやハム、チーズ、シーフードなど、あらゆる食材が目に飛び込んできます。市場内の立ち飲みバーで朝からカヴァ(スペイン産スパークリングワイン)を楽しむ地元民の姿も。その魅力は何といっても、新鮮でカラフルな食材がずらりと並ぶ光景と、活気に満ちたローカルな雰囲気。果物、生ハム、チーズ、オリーブ、魚介類などが豊富にそろい、バル形式のカウンターでタパスやシーフード料理も楽しめます。
ボケリア市場では食材のお土産も購入できます。サフランなどのスパイス、高級オリーブオイル、缶詰・瓶詰め食品(真空パックのもの)などは日持ちするのでお土産にもぴったりです。ただし生ハム、ソーセージ、チーズなどは日本へ持ち込み不可なのでご注意を!
コロンブスの記念塔


バルセロナの目抜き通り「ランブラス通り」をまっすぐ進むと、その終点にそびえ立つのが「コロンブスの記念塔(Monumento Mirador de Colón」。
1882年、カタルーニャとアメリカの交易を記念して建設がスタートし、バルセロナ万博が開かれた1888年に完成しました。
塔の高さは約60メートル。頂上では、クリストファー・コロンブスが新大陸の方角を指さす姿の銅像が、街を見守るように立っています。塔の内部にはバルセロナで初めて導入されたエレベーターがあり、展望台までスムーズにアクセス可能。展望台からは、市街地や青く広がる地中海を一望できます。
塔の足元には、コロンブスの航海を描いたレリーフもあり、彼の偉業を改めて感じられる構成に。バルセロナを訪れたならぜひ立ち寄りたい、歴史と文化が詰まったランドマークです。
営業時間 | 08:30-14:30 定休日:1月1日、1月6日、9月11日、12月24日、12月25日 |
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料金 | 10ユーロ ※事前のオンライン購入で10%引き |
所要時間 | 1時間 |
WEBサイト | https://www.barcelonaturisme.com/wv3/en/page/457/mirador-de-colom.html? |
アクセス | Plaça Portal de la Pau, s/n, Ciutat Vella, 08001 Barcelona(地図はこちら) 地下鉄Drassanes駅から徒歩約2分 |
バルセロネータ地区
観光とリラックスが融合した“海辺のバルセロナらしさ”が味わえるエリア。観光客も地元の人も集まる、バルセロナ随一の海水浴スポットです。漁師町としての歴史があるため、パエリアやシーフードのバルが多く、港(Port Vell)やヨットハーバーが隣接し、開放感のある海辺の散歩が楽しめます。
バルセロネータ


バルセロナに来たら見逃せないスポットのひとつが、海沿いに広がるバルセロネータです。
その後、1992年のバルセロナ五輪をきっかけに再開発が進み、今では地元の人も観光客も楽しめる人気のエリアに。ビーチには夏になるとたくさんの人が集まり、海沿いのカフェやレストランでは新鮮なシーフードが味わえます。さらに、地元の市場には食材や特産品が並び、活気ある雰囲気も魅力。観光と暮らしがバランスよく共存するバルセロネータは、バルセロナらしさを感じるのにぴったりな場所です。
営業時間 | 終日 |
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アクセス | C/ del Baluard, 50, Ciutat Vella, 08003 Barcelona 地下鉄Barceloneta駅下車すぐ |
ポート・ベル


ポート・ベル(Port Vell)は、バルセロナの旧港を再開発して誕生したウォーターフロントエリア。ランブラス通りの先にあるコロンブスの塔から橋を渡ると、ショッピングモール「マーレマグナム」や映画館、レストラン、カフェが集まっており、のんびり過ごすのにぴったり。バルセロナ水族館もあり、家族連れにもおすすめです。夕暮れには海に沈む夕日を眺めながらの散歩が気持ちよく、バルセロナらしい地中海の雰囲気を感じられます。
営業時間 | 終日 |
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アクセス | CRambla de Mar, s/n, 08039 Barcelona バス停Colom – La Ramblaから徒歩約4分 |
モンジュイック周辺
1992年のバルセロナオリンピックでメイン会場となった地域です。ミロ美術館や丘の上から市内を一望できます。
モンジュイックの丘


モンジュイック(ムンジュイック)の丘は、バルセロナの南西部に位置する小高い丘で、1992年のバルセロナオリンピックのメイン会場となった歴史あるエリアです。
モンジュイックの山頂にあるモンジュイック城(Castell de Montjuïc)は16世紀に築かれた要塞で、かつては町を守る軍事拠点でした。ここから見下ろすバルセロナの街並みや、遠くに広がる地中海の青さは、まさに絶景そのもの。特に夕暮れ時の景色は格別で、バルセロナ観光で最も美しい景色のひとつと言えるでしょう。
他にも、バルセロナ生まれの芸術家ジョアン・ミロのミロ美術館(Joan Miró Fondation)、スペイン文化を紹介するテーマパーク的な場所スペイン村(Poble España)、オリンピックスポーツ博物館(Museu Olímpic i Esport)など見どころの多い場所です。広大な敷地を散策するだけでも、歴史と文化を肌で感じられます。観光の合間にふらっと立ち寄るのもよし、じっくり時間をかけて巡るのもおすすめです。
モンジュイックの丘への行き方
地下鉄+バスなど色んな方法がありますが、地下鉄+フニクラ(ケーブルカー)+ゴンドラがのんびりした旅を楽しめます。
- 地下鉄でパラレル(Para-Lel)駅へ
- パラレル駅の上階のフニクラ(ケーブルカー)に乗り換え→モンジュイック公園(Parc de Montjuïc)駅まで約5分
※地下鉄からフニクラへの乗り換えは改札口を出ません。 - 出口を出てすぐのゴンドラ(Montjuïc Cable Car駅)に乗り換え→モンジック城頂上へ
※ゴンドラからの景色は綺麗!(ケーブルカーからの景色は望めません)
※ゴンドラに乗らなくても、徒歩でミロ美術館などに行けます。
※噴水ショーは2025年5月現在、休止中です。
営業時間 | 終日 |
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アクセス | Pg Migdia, 147. 08038 Barcelona 地下鉄Paral·lel駅からケーブルカーで約2分 |
ミロ美術館
バルセロナ観光でアートスポットを巡るなら、ぜひ立ち寄りたいのが「ミロ美術館(Fundació Joan Miró)」。街を見渡すモンジュイックの丘に1975年にオープンしたこの美術館は、地元出身の芸術家ジョアン・ミロの世界にどっぷり浸れる場所です。
設計を手がけたのは、同じくカタルーニャ出身の建築家ホセ・ルイ・セルト。ミロ自身のアイデアを反映した館内は、光と空間をうまく使った開放的なデザインが印象的で、訪れる人をリラックスした気持ちにさせてくれます。
展示されている作品はなんと1万点以上。初期のものから晩年の作品まで、ミロの芸術の変遷をじっくり楽しむことができます。中でも、鉛筆と墨汁で描かれた「ペドラルベス通り」や、1945年に制作された「明けの明星」は、ファンならずとも一見の価値あり。
また、館内には若手アーティストを紹介する「エスパイ13」というスペースもあり、現代美術の発信地としての顔も。伝統と革新が交差するこの場所で、アートの“今”を感じてみてはいかがでしょうか。
営業時間 | 冬季営業時間(11月01日~3月31日) 10:00-19:00 夏季営業時間(4月01日~10月31日) 10:00-20:00(日曜は19:00まで) |
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休館日 | 月曜、2025年1月6日、4月21日、6月09日、12月08日 |
料金 | 15ユーロ |
所要時間 | 約1時間30分 |
公式サイト | https://www.fmirobcn.org/en/ |
アクセス | Parc de Montjuïc, s/n, Sants-Montjuïc, 08038 Barcelona 地下鉄Pl.Espanyaから徒歩約20分 |
バルセロナ観光地図(観光スポットまとめ)
バルセロナのグルメ
パンコントマテ


素朴ですが、やみつきになるスペインのおつまみ「パンコントマテ(Pan con tomate)」。
スペイン・カタルーニャ地方のソウルフードのようなもので、パンの断面に完熟トマトを塗りつけ、味付けは塩とオリーブオイルだけのシンプル料理。地元民は朝食にする方も多いそう。乾燥して固くなったパンを蘇らせる方法でもあります。
この上に生ハムを乗せたりチーズを乗せたりして食べたり…絶品です。
フィデウア


スペイン料理の代表格・パエリアのカタルーニャ地方バージョンが「フィデウア」です。
お米の代わりにフィデオというスパゲッティのような短いパスタを使います。最後にオーブンで香ばしく焼き上げるので、表面のパリッとした食感がクセになります。
アロス・ネグロ


イカ墨の黒が印象的な「アロス・ネグロ(Arroz negro)」は、カタルーニャとバレンシア地方の伝統的な海鮮ごはん。ニンニクや唐辛子と一緒にイカ墨で炊き上げており、ほんのりピリッとしたスパイシーさが魅力です。
カルソッツ


カタルーニャ州の冬の風物詩「カルソッツ(Calçots)」。
見た目は日本の長ネギに似ていますが、実はこれは特別な栽培法で育てられた玉ねぎです。炭火で真っ黒になるまで焼いたあと、外側の皮をむいて中の柔らかい部分をいただきます。甘みと香ばしさが絶妙で、ロメスコソースをたっぷりつけて食べるのが定番です。
クレマカタラーナ


スペイン版クレームブリュレといえば「クレマカタラーナ(Crema Catalana)」。
牛乳とコーンスターチで作ったクリームに、シナモンとレモンの皮で香りづけ。表面は香ばしいカラメルでパリッと仕上げて、爽やかさと甘さのバランスが楽しめます。
バルセロナ旅行の魅力
バルセロナで味わう、本場のスペイン料理体験
スペイン料理といえばパエリアが有名ですが、実は地域によって素材や調理法にさまざまな個性があるのをご存じですか?
バルセロナでは、カタルーニャならではの郷土料理が楽しめます。シンプルながら素材の味がしっかりと引き立つ料理は、日本人の味覚にもぴったり。気軽にバルに立ち寄って、タパスをつまむだけでもその美味しさに驚かされるはずです。
サッカーの聖地で、あの熱狂を体感!
世界屈指の強豪クラブ「FCバルセロナ」の本拠地があるバルセロナ。シーズン中(8月~翌年5月)は、チャンスがあればぜひ試合を観戦してみてください。カンプ・ノウのスタジアムに響きわたる歓声、ピッチを駆け抜けるスター選手たちのプレー……テレビでは味わえない臨場感と興奮が、きっと忘れられない思い出になります。


情熱の夜をフラメンコとともに
夜のバルセロナで体験してほしいのが、本場のフラメンコショー。情熱的な踊りに加え、ギターの旋律と魂のこもった歌声が三位一体となって織りなす舞台は、まさに“生きた芸術”。ジプシーたちの想いが詰まったパフォーマンスは、観る人の心を打ち、深く記憶に刻まれる夜になるはずです。
グラシア通りでちょっと贅沢なショッピングを
おしゃれな新市街、アンシャンブラ地区にある「グラシア通り」は、ショッピング好きにはたまらないエリア。広々とした通りには高級ブランドから伝統工芸品のブティック、手頃な価格のファッションまで、ジャンルを問わずショップがずらりと並びます。しかも、ガウディ建築の名作「カサ・バトリョ」や「カサ・ミラ」もすぐそば。買い物しながら観光まで楽しめる、一石二鳥のスポットです。
街の中に現れる、ガウディの芸術に出会う旅
バルセロナに来たら、ガウディの建築巡りは外せません。街を歩いていると、ふとした角を曲がった先に突如として現れるその建物は、まさにアートそのもの。外観だけでも圧倒されますが、ガイドツアーで内部をじっくり見るのもおすすめです。異世界のような空間に、心奪われること間違いなし。
スペイン・バルセロナ基本情報
国 | スペイン王国(Kingdom of Spain) |
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言語 | カタルーニャ語(Català)※カタルーニャ州の第一公用語 スペイン語(Castellano) |
時差 | -8時間(サマータイム中は7時間) |
物価 | カトリック(ローマ・カトリック)が主流 宗教よりも文化や自由を重視する雰囲気が強く、宗教色を感じすぎることはほとんどありません。 |
治安 | 比較的安全な観光都市ですが、スリや置き引きには要注意。 凶悪犯罪は少なく、日中に観光する分には安心して歩ける街です。 |
気候 | 地中海沿岸にあるバルセロナは、年間を通して過ごしやすい地中海性気候。夏は暑く、冬は温暖で、春と秋は特に気持ちよく過ごせます。どの時期でも旅行しやすいのが特徴。 |
服装(あると便利な持ち物) | 基本的には日本の四季に合わせた服装でOK。でも、春や夏でも夜になると急に冷え込むことがあるので、さっと羽織れるカーディガンやパーカーがあると安心です。 |
通貨 | ユーロ(€) |
階層表示 | 階数表示が日本と異なります。 0から数えるため、日本でいう2Fが1Fになります。 |
飲み水 | スペインの水道水は基本的に飲めますが、硬水なので気になる人はミネラルウォーターを買うのが無難です。 |
マナー・習慣・文化 | 教会を訪れるときは、露出の多い服は避けましょう。写真撮影もフラッシュなしで。 また、挨拶はとても大切!お店に入るときも、何も買わなくても「Hola!(こんにちは)」の一言を忘れずに。 |
トイレ | 公衆トイレは有料が基本で、衛生面が気になるところも。できればカフェやレストランで済ませるのがおすすめ。ポケットティッシュも携帯しておくと安心です。 |
喫煙 | スペインでは公共の屋内は原則禁煙。屋外でも学校や病院、公園周辺はNGです。 吸える場所は、レストランのテラス席や指定の喫煙エリアなど限られているので、ルールを守って楽しみましょう。 |
スペイン政府観光局公式パンフレット
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