
アメリカでの入国審査、出国審査についてご紹介します。
アメリカ入国審査
アメリカでは乗り継ぎでも、最初の到着地で入国審査&荷物ピックアップが必要です。
例えば 【⽇本→サンフランシスコ乗り継ぎ→ラスベガス】 というルートだと、サンフランシスコで入国審査を⾏います。
アメリカ入国の流れ
査証、永住権などをお持ちでない方は、必ずESTAを申請してください。
尚、パスポートの残存期間は、基本的に滞在日数以上の有効残存期間があれば問題ありませんが、入国時に90 日以上あることが望ましいとされています。
飛行機で「税関申告書」が配布されますので、記入しておきましょう。
機内にボールペンを持ち込んでおくと便利です。
機内で取得できなかった場合でも、到着空港で配布されていますので心配ありません。
アメリカ最初の到着地(乗り継ぎ地)にて入国審査を受けます。


飛行機を降りたら、「Immigration」「Passport Control」と書かれた表示に従いゲートに到着したら、「 Foreigner(外国人)」の列に並んでください。
アメリカの入国審査は、顔写真の撮影や指紋採り(10本)があります。
同じESTAで2回目以降の入国の場合は「自動パスポートコントロール(APC:Automated Passport Control)」へ誘導されることがあります。こちらを利用する際は入国管理官とのやり取りはなく、カウンターでの入国審査同様に顔写真の撮影と指紋のスキャンが行われます。APC利用の場合、税関申告もAPCで行えます。
2回目以降でも混雑具合やシステム不具合などの理由により、有人カウンターでの審査になる場合もありますので、現地係官の指示に従ってください。
入国審査を通過したあと、預け荷物を受け取ります。
Baggage Claimという看板に従い荷物を取りに行きましょう。(ベルトコンベアーが沢山並んでいます)
荷物を受け取り、税関を通過します。このとき「税関申告書」をご提出ください。
To Declare(申告するものがある)と、Non Declare(持ち物は無税の範囲で申告するものがない)という、2 つのラインがあります。もし税関申告書の質問項目全てが NOであれば、Non Declare(申告なし)へ移動してください。
※APC(自動パスポートコントロール)端末で申請した場合、紙の税関申告書の提出は不要です。
税関を通過したあと、係員にそのまま荷物を預けるか、乗り継ぎ客用の専用カウンターで荷物を預け直します。
その後、乗り継ぎの飛行機の搭乗ゲートへご移動ください。多くの航空会社では乗り継ぎされる方を案内する職員を待機させています。わかりにくければすぐに遠慮なく誘導してもらいましょう。



乗り継ぎに遅れてしまうと大変です。
迷ったり、分かりにくい場合は、すぐに空港係員の方に頼りましょう!
税関申告書
家族は1枚の税関申告書でOKです。
※苗字が異なる場合は、別々に記入を求められることがあります。
「自動パスポートコントロール(APC:Automated Passport Control)」端末で申請した場合は、紙の税関申告書の提出は不要です。
必要な申告を行わなかったり、数量を正しく申告しない場合は処罰の対象となることがありますので、正しく申告ください。
税関国境取締局(CBP)|Automated Passport Control (APC)
預け荷物
アメリカ運輸保安局(TSA:Transportation Security Administration)により、アメリカ各空港を出発または乗り継ぎされる方の「預け荷物は施錠しない」ことが求められています。
不審物反応等が認められる場合、当局係員による中身の検査が行われることがあり、施錠されている手荷物は、状況によっては当局判断により手荷物所有者、航空会社への告知なしに鍵を壊して検査される場合もあります。
ただし、現在販売されているスーツケースには、ほとんどTSAロックあるいはTSロック(後述)というアメリカ運輸保安局(TSA)によって認可されたロックがついています。
ご自身のスーツケースをご確認頂き、このTSAロックがついてれば、スーツケースにロックをかけても問題ありません。(赤いひし形のマークとTSAという表記があります)


ロックの名称について
元々アメリカ領のテロ対策として導入された「TSAロック」ですが、現在では44カ国、650以上の空港で採用され、世界標準の保安システムとして認識されています。
そのグローバル化に伴い、名称を「TSロック」へと変更されました。
現在は名称変更の移行期間であり、TSAロック、TSロックのいずれかの表示となっております。名称変更に伴う機能の変更はありませんので、以前のTSAロックも引き続きご使用いただけます。
TSAロックまたはTSロックを開錠された場合には、「NOTICE OF BAGGAGE INSPECTION(荷物検査の通知)」と書かれた紙がスーツケース内に入っています。



スーツケースを開けて、謎の紙が入っていても驚かないでくださいね。
ただしいずれの場合も、TSAの保安検査を原因とした破損は免責のため、鍵を壊された場合でも補償はありません。
万が一のために旅行保険への加入をお勧めします。
I-94(出入国カード)について
I-94とは、アメリカ合衆国へ入国する際、出入国記録情報として入国審査官に提出する書類です。
以前は緑色の紙でI-94を提出していましたが、2013年4月から一部デジタル化されたため、
現在は飛行機や船など、空路・海路でアメリカへ入国する方は入国審査の際、I-94を提出する必要はありません。
※カナダやメキシコから陸路で入国する場合は、I-94の提出が必要です。
I-94 Website | Travel Records for U.S. Visitors
アメリカ入国審査にかかる時間
時間によりアメリカ入国審査には時間がかかることがありますので、
乗り継ぎの方は出来る限り、最低2時間、出来る限り3時間以上の乗継時間をお勧めします。
また到着後にご予定を入れる場合も、十分に余裕を持ったスケジュールをお勧めします。
\一度はやりたいアメリカ大陸横断/


アメリカ入国審査で聞かれること(一例)


- What’s the purpose of your visit?(渡航目的は何ですか?)
-
I’m here for sightseeing. (観光です。)
※「サイトシーイング」と一言でももちろん大丈夫です。
- How long will you stay?(滞在期間はどれくらいですか?)
-
For 6 days.(6日間です) / Until 25th July.(7月25日までです。)
※何日間、または何日までと具体的な日にちを提示してもOKです。
※When are you leaving US? など別の言い回しでも、I will stay here for a week.など期間を答えればOKです。 - Where will you stay? / What’s your address in Las Vegas?(滞在先はどこですか?)
-
At Monte Carlo Resort.
※滞在ホテルを答えればOKです。
※住所など詳しく聞かれることもありますので、ホテルバウチャー(予約確認書)をすぐ提示できるように準備しておくと更に安心です。 - What’s your occupation? / What’s your job?/What do you do?(職業は何ですか?)
-
I’m a sales person.(営業職です。)
きちんと収入のある人かどうかを確認するための質問です。
“I’m an office worker.”(会社員です)だと、少しアバウトすぎますので、ご自身の職種を何というかチェックしておくことをお勧めします。
- Do you have any meat/plants/fruits/illegal drugs?(肉/植物/フルーツ/違法薬物を持ち込んでいますか?)
-
No I don’t.(いいえ)
※肉類は持ち込み禁止です。果物や植物も空港のゲートを通った後で買ったものなどは持ち込みできますが、余計なトラブルを避けるため出来る限り持参は控えることをお勧めします。
- Do you have a return ticket?(帰りの航空券を持っていますか?)
-
Yes.
- Have you ever been to the United States?(アメリカに来たことはありますか?)
-
・First time.(初めてです)
・It is my second time.(2回目です)
・I have been here a couple of times.(何度かあります) - Are you traveling alone?(ひとり旅ですか?)
-
・I’m traveling by myself.(ひとりです)
・With my family.(家族と来ました) - Where is your final destination?(最終目的地はどこですか?)
-
New York.
※都市名を伝えればOKです。



聞き取れないときは落ち着いて「Sorry?」と聞き返せば大丈夫です。
\あの大活躍の選手を生観戦!/


アメリカ出国審査
アメリカでは出国審査・出国の際の税関検査はありません。
荷物預けのあと、身体・手荷物検査を済ませて搭乗口へ向かうだけで、入国審査のように時間がかかることはありません。
※陸路で入国し、I-94をアメリカ入国時に提出された方は、半券を必ず返納してください。(空路(飛行機)・海路入国した方は不要です)
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外務省、各政府機関ウェブサイト等を基に作成しており、各国の対応は予告無く変更になる場合がございます。手配代行を伴わないご質問は、大使館・総領事館等にお問合せ下さい。当社にて査証の要否・出入国の可否・検疫の詳細等のご質問等はお答え出来かねます。